くまもとソーシャルバンク

社会問題を解決する事業を応援するNPOバンク

NPOバンクへの道31

 2009年12月6日に、模擬融資審査を行いました。NPOバンクとして必要とされる融資審査を含む融資業務のスキルを習得し、事業性があり、必ず返済してもらえるような事業を見抜く力を身につけることを目的とするものです。

 ソーシャルバンクスタッフ2名が始めようとしている事業を融資審査の対象として取り上げました。一つは副代表が企画している鹿児島の海の家と惣菜事業。もう一つは理事が始めようとしている情報化支援事業、地域活動支援事業、ワークショップ事業、物販事業です。
 
 副代表の事業については、殆どの審査委員が現地視察を行っていませんが、非常に高い評価が与えられました。事業の目的が明確であり、対象者も具体的であること。事業体制も十分なスキルを持った人間が行うことなどがその理由です。鍵としては地元にどれだけ溶け込み、地域の人の協力がどれくらい得られるかだろうという意見が出されました。

 理事の事業については、かなり厳しい意見が出されました。これから必要となる事業ではあるが、「カタリスト」(事業名称。触媒という意味)自体が目的となってないか、地元の人たちは望んでいるのか、ワークショップ事業はあまり収入にはならない、収入の核になるものが欲しい、農家や商店とのつながりというがその農家や商店が抱える課題が見えないなどの意見が出されました。

 初めての試みでしたが、NPOバンクの核となる融資審査の難しさ、厳しさをスタッフ一同経験することができました。書類を作るだけでも何時間もかかり大変でした。実際に融資を希望する人がいたら、書類作成のサポートも必要になるだろうということも実感しました。

 今回は模擬的に行っただけであり、融資自体も行いませんが、実際に融資業務を開始し、このような審査を行い、審査に通った事業に融資しその事業が成功すれば、そこで得られる喜びは非常に大きいものだろうということも想像できました。

 今回の融資審査のリハーサルが主に事業の目的や社会性などに着目して検討したことを踏まえ、今後の活動としては、今回取り扱った事業の売り上げ計画や資金繰りなど収支・資金面での検討を行う予定です(土森 武友)。

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