2009/12/02 掲載情報
「環境」学習会報告
10月2日に、今年3回目の学習会を開催しました。くまもとソーシャルバンクでは融資開始に向けて、今年に入って融資審査の能力向上のため、「福祉」「建築」というテーマで学習会を開催しています。今回のテーマは、「環境」です。環境系の事業にはどのようなものがあるか、資金的な課題は何か、NPOバンクはどういうサポートができるかなどについてNPO法人・「環境ネットワークくまもと」(以下「環くま」)の役員やスタッフの方にお話を伺いました。
環境系の事業といっても様々な事業があります。たとえば、実際に太陽光発電パネルを設置する事業から環境学習などの教育・啓発事業などです。それらに対する資金サポートとして、環境省の外郭団体が拠出する補助金や様々な企業や財団、銀行や労金などの助成金があります。「環くま」も補助金や助成金の支給を受けて、これまで様々なシンポジウム、環境学習、海外視察、冊子作成等を行ってきたそうです。ただこれらの補助金・助成金を得るためには、様々な条件もあります。助成金は単年度しか出ないので、期をまたぐような継続的な事業では資金サポートを受けられないとか、先駆性や特徴がないといけないなどです。また資金サポートを得た後も、活動報告や会計報告の提出が求められることもあります。
また環境系事業の特徴として、補助金などが得られることは決定していても、その補助金を受けられるのは事業が完了した時というケースが多いようです。運転資金に困っている団体もあります。将来的にはバイオマスエネルギーの事業など、事業そのもので収入を得るというケースは考えられますが、現時点ではそのようなソーシャルビジネス(社会問題を解決することで収益を得る事業)はあまりないようです。
これらから言えることは、NPOバンクが環境系事業にサポートできることは、起業資金や運転資金などのつなぎ融資ではないかということです。今後の政治・社会情勢の変化により環境系事業というのは大きく変化することも考えられます。アンテナを高くして資金ニーズをつかみたいと思います。
「環くま」の皆さんには、玉名までお越しいただき、ご講演いただきました。ありがとうございました(土森 武友)。
コメントは受け付けていません。