2007/02/07 掲載情報
NPOバンクへの道10
今年から具体的なNPOバンクの設立に向けてさまざまな人にお会いして資金ニーズのヒアリングをうかがってきました。その報告と1月28日に開催した設立準備会の報告を行います。
1月から始めた資金ニーズのヒアリングでは計8団体11名の方にお会いしました。ここで分かったことは、まず福祉系の団体では、事業を始めるときの土地の購入や建物の建設のために大きな資金を必要とするということです。ある団体は作業所開設のための資金集めに7年間もかかっています。こういうところにNPOバンクの融資ができれば、すみやかに事業を開始することが出来ると思いました。
事業開始後も家賃や職員の人件費、その他光熱費などの運転費用も発生します。これ以外に3団体に共通していたのは、事業の進展により当初の建物や所在地では都合が悪くなり、必ず移転の必要性が発生するということです。そのたびに建物の建設費用などが必要となります。現在は、補助金や助成金などで何とかやり繰りしていますが、今年から本格化する障害者自立支援法への対応が団体の運営に大きな影響を及ぼすことになりそうです。
フェアトレードなどの社会的に意義のある個人事業への資金ニーズもありましたし、車検費用などまとまった出費を一時的に立て替えることが出来るような仕組みも欲しいという声もありました。既に、ある団体では内部的に職員同士でお金を出し合って基金を作り、そこから団体に融資する制度もありました。また、スリランカの津波被害者に対して小額融資(マイクロクレジット)を行って、生活復興を支援しているNPO法人「れんげ国際ボランティア会 (ARTIC)」の活動も知ることが出来ました。
このような結果を受け、1月28日に開催したNPOバンク設立準備会では、今度は資金を提供してもらえそうな団体(経営者団体、医療関係者団体、労働組合)に対するヒアリングを行っていくことになりました。また金融機関にもヒアリングを行い、融資制度の仕組み等についても研究していきたいと思います。今後もご注目下さい(土森武友)。
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