くまもとソーシャルバンク

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NPOバンクへの道8

 今回は、11月26日に開催したNPOバンク設立準備会の報告の前に、現在国会で審議中の貸金業規制法改正案について説明します。多重債務者を増やさず、悪質貸金業者の淘汰と適正化のために、現在、貸金業規正法の改正案が国会で審議中です。この改正案が、現行法では貸金業扱いになるNPOバンクの存続にかかわる重大な問題をはらんでいます。

 問題となるのは改正案のうち、都道府県への貸金業登録要件の「純資産500万円」から「5000万円」への引き上げ、多額の加入料や月会費を必要とする業界団体や信用情報機関への強制加入などという条項です。いずれも低利で融資しているNPOバンクには多大な金銭負担を強いるものであり、既存バンクの活動が難しくなり、新たなバンクの開設も非常に困難となります。

 11月18日に東京で、この貸金業規制法の改正に対して、NPOバンクへの適用除外を求める緊急フォーラムがありましたので参加しました。ここではNPOバンク関係者から今回の改正案が成立したらNPOバンクの活動が出来なくなるという発言や、資金は集めたが、法改正がどうなるか様子見しているという発言もありました。グラミン銀行がノーベル平和賞を受賞してNPOバンクやマイクロクレジットに一般の関心が高まっているのに、その盛り上がりに冷水を浴びせかけ、味噌と糞を一緒にするような役人の不勉強さにはあきれてしまいます。フォーラムの最後にNPOバンクが不利益を受けないよう政令による適用除外や国会での付帯決議を求めるアピール文が採択されました。

 11月26日の設立準備会には5名参加しました。11月18日の緊急フォーラムに私が参加したとき、東京の方から「細かいことではなく、大まかな事業計画を決めていったほうがいい」というアドバイスをもらったので、対象地域、融資対象者、貸付分野、対象資金の種類について議論しました。対象地域はまずは玉名から始めてゆくゆくは熊本県全域を対象としたい、融資対象者は個人、団体、企業にこだわらない、貸付分野や対象資金はあらかじめ決めるのではなく、実際に福祉・環境関係などさまざまな団体や個人に当たって資金ニーズをヒアリングしてみようということになりました。

 お金集めをどうするのかも議論になりましたが、お金を多く持っているところに働きかけるという意見が出されましたが、タンス貯金をしている人も結構いるのではという意見や、地域で信頼を集めている人から出資してもらえれば周りの説得もやりやすいという意見も出されました。

 来年1月をめどに資金ニーズのヒアリングを終え、次回準備会でその結果を検討したいと思います(土森武友)。

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